ラストショウ
以前にも書きましたが、師匠の話。
誰にでも人生の師匠がいると思いますが
僕の場合は、20年前に社会人になって仕事を教えてもらった先輩がその人。
ラストショウ:細谷巖アートディレクション展
その人は僕が20年前に入社した当時、もう50歳をこえる年齢だった。
でも広告業界で、賞という賞を全部取ってしまうほど活躍をしている人でした。
僕は、超多忙なその人の二人目のアシスタントとして雇われたわけです。
バブル絶頂期でした。
その人は、仕事を教えてくれる上司でもあり、職場の社長でもありました。
僕は毎日、平塚から東海道線に乗って銀座の職場に着くと
その人の机をぬれた雑巾で拭くことと、鉛筆の先をけがをするほど削るのが日課でした。
そして仕事の内容は、その人の仕事を完璧にアシストすることでした。
仕事中は、1秒も気が抜けないほど緊張の連続でした。
ただ新人だった僕は、アシストする仕事だけでは我慢が出来ず
自分にもらった小さな仕事を、終電間際
ときには終電を逃して朝までやったりしていました。
そうすると、当然朝は遅刻するか
徹夜明けの寝ぼけた身体で使い物にならなかったりするわけです。
すると、ものすごい勢いで怒られる。
「明日から来るなーっ」って。
職場中に響き渡る声で・・・。
職場のみんなは思うわけですよ、
「あぁ、またコミューターくんが怒られているよ」って(^^;
でも夕方6時を過ぎると、「コミューターくん、行こうか。」と言って
銀座のバーに連れて行ってくれるのです。どんなに忙しくても(^^;
とりあえずビールじゃなくて、
とりあえずマティーニだからね(^^;
飲みに行くと仕事の話は一切なし。説教もないし愚痴もない。
とにかく楽しい話をして、何軒もバーを梯子する。
自然と、酒の席でのマナーや人との接し方を教わった気がします。
数年後、僕はその人のアシスタントを抜けて独り立ちした。
そして入社13年たった時に、その人から離れて仕事をするようになりました。
でも、今でも仕事、いや人生の師匠だと思っています。
その人の展覧会がギンザグラフィックギャラリーで開催されています。
ラストショウ:細谷巖アートディレクション展
8月27日まで
走行距離:13.7km
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誰にでも人生の師匠がいると思いますが
僕の場合は、20年前に社会人になって仕事を教えてもらった先輩がその人。
その人は僕が20年前に入社した当時、もう50歳をこえる年齢だった。
でも広告業界で、賞という賞を全部取ってしまうほど活躍をしている人でした。
僕は、超多忙なその人の二人目のアシスタントとして雇われたわけです。
バブル絶頂期でした。
その人は、仕事を教えてくれる上司でもあり、職場の社長でもありました。
僕は毎日、平塚から東海道線に乗って銀座の職場に着くと
その人の机をぬれた雑巾で拭くことと、鉛筆の先をけがをするほど削るのが日課でした。
そして仕事の内容は、その人の仕事を完璧にアシストすることでした。
仕事中は、1秒も気が抜けないほど緊張の連続でした。
ただ新人だった僕は、アシストする仕事だけでは我慢が出来ず
自分にもらった小さな仕事を、終電間際
ときには終電を逃して朝までやったりしていました。
そうすると、当然朝は遅刻するか
徹夜明けの寝ぼけた身体で使い物にならなかったりするわけです。
すると、ものすごい勢いで怒られる。
「明日から来るなーっ」って。
職場中に響き渡る声で・・・。
職場のみんなは思うわけですよ、
「あぁ、またコミューターくんが怒られているよ」って(^^;
でも夕方6時を過ぎると、「コミューターくん、行こうか。」と言って
銀座のバーに連れて行ってくれるのです。どんなに忙しくても(^^;
とりあえずビールじゃなくて、
とりあえずマティーニだからね(^^;
飲みに行くと仕事の話は一切なし。説教もないし愚痴もない。
とにかく楽しい話をして、何軒もバーを梯子する。
自然と、酒の席でのマナーや人との接し方を教わった気がします。
数年後、僕はその人のアシスタントを抜けて独り立ちした。
そして入社13年たった時に、その人から離れて仕事をするようになりました。
でも、今でも仕事、いや人生の師匠だと思っています。
その人の展覧会がギンザグラフィックギャラリーで開催されています。
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by bicycle_commuter
| 2009-08-18 22:34
| 自転車通勤