2012.3.2511年前、入社したばかりの君とはじめて一緒に仕事したのは舞浜だったね。
アスファルトが焼けて解けるほどの暑い夏、
撮影現場を離れたみんなが食事をとるあいだの時間、
機材の監視を頼んだら、日なたにずっと立っていた君は具合が悪くなってしまったんだ。
誰も見ていないのだから日陰に入って休めば良かったろうに。
連続で50週間、全国紙に1ページ広告を出稿する仕事では
みんなの負担が少しでも軽くなるようにいつも気遣ってくれていたね。
とんでもない仕事だったけど、最後までやり遂げられたのは君のおかげだったと思ってる。
おもてに出ない内部の仕事も率先して引き受け、きちんとレールをひいてくれたね。
めんどくさい仕事なのに、文句ひとつ言わずに。
前向きだった君はいつも「じゃあ、こうしましょう!」って言ってみんなをリードした。
お祭りが好きだっただね。
「三社祭」のニュース映像がテレビで流れたときにみんな君の顔を思い浮かべたんだよ。
まさか次の日に君がいなくなるなんて思わずに。
春だよ。今日は暖かい空気と一緒に心地良い風が吹いていた。
君が風になったんだと思うことにする。
君はいなくなってしまったけれど、風が吹いたらいつでも君に会える。
一生、忘れないよ。
また会おう。
2012.3.25